定期テストの見直し方法
多くの中学校で、先週~今週にかけて実施された定期テスト。
「やった、合計30点アップだ!」「前回より下がってしまった…」などと、喜んだり悔しがったりするのも良いのですが、皆さんはテストの見直しをしっかりやっているでしょうか。
ここでお伝えする見直しというのは、解き直したり、教科書で調べたりすることではありません。「自分はどういった問題で解けていて、どういった問題で間違っていたのか」を確認し、次の定期テストにつなげていくことを指します。
特に大事なのは、間違った問題の分析です。
どういった間違えをして得点を落としているのか分析し、次のテストで間違えた問題が〇になれば、その分、点数が上がります。ヒントとして、次の3つのパターンに当てはまらないか確認してみてください。
(1)時間があれば解けた問題
テスト時間に間に合わず解けなかったが、あとで解いてみると出来た。
そういう場合は、解くスピードに問題があるといえます。
日頃から「この1ページは10分で解く!」など時間設定をして勉強しましょう。
(2)わかっているけどミスをした問題
「ケアレスミス」は、ただの練習不足です。
実力を発揮できないのが本番のテストなので、
日頃から10問解いたら10問正解できるほど、正確性を高めてください。
(3)難しくて出来なかった問題
おそらくテスト勉強の時点で、よく理解していなかったはずです。
今回取り組んでいた勉強を、1週間早くやり切れるように努力し、
もっと時間の余裕をもって対策に時間が取れるよう、スケジューリングしましょう。
いかがでしょうか。
特に点数が上がりやすいのが、(1)と(2)です。日頃の意識一つで変わる可能性を秘めていますので、優先して得点できるように行動に移してください。
見直しが済んだら、次は学習計画です。反省を活かし、具体的な学習計画に落とし込みます。それについては、またの機会にお伝えしたいと思います。