定期テストに向けて実行してほしいこと

さて、6月の定期テストまであと1か月といったところでしょうか。勉強の準備は進んでいますか?今回は、定期テストに向けた学習方法についてお伝えいたします。

 

▼範囲が出る頃に、範囲を終えている


定期テストの試験範囲は、2週間前に発表されます(高校の場合は1週間前のケースも)。しかし、テスト範囲が出る頃に勉強を始めても「時すでに遅し」。試験範囲が発表されるであろう2週間前には、予想した範囲を終えるような学習ペースで進めなければなりません。理想的な学習の流れの基本は、たった2つです。

 (1)予習ペースで進め、2週間先取りを目指す 
 (2)試験2週間前から復習を始め、3~4周反復する 

 

この2つが、定期テストに向けて実行すべき、たった2つのポイントです。まずはこれだけ押さえて勉強してもらえば、悪い勉強ペースにはなりません。

定期テストのような試験範囲が3か月程度である試験の場合、細部までどれだけやりこんだかによって結果が変わります。復習の量=得点といっても良いでしょう。十分に復習するためにも、予習ペースの学習は欠かせません。

また余裕を持った学習ペースが出来上がれば、想定していた範囲が学校からずれた場合でも対応できますし、さらに応用問題に取り組んで高得点を狙うなど、状況や目標に合わせた勉強が進められるようになるのも、大きなメリットです。

勉強に自信がない生徒さんの場合、「わからないところを復習中心で教えてほしい」という要望も多いのですが、その場合でも予習をお勧めしております。次に進みそうなところだけでも良いので予習をしておくと、学校の授業がわかるようになります。そうなると自信がつき、前向きに勉強が進むようになり、学習の好循環につながります。

 

▼目標点に合わせてやるものを決めると、なお良し


もし余裕があれば、目標点についても考えてみましょう。現状は何点で、次は何点を目標にするのかと決めるだけです。目標点を決めると、それに合わせてやるべき勉強も決まります。

例えば5教科500点満点で450点以上を目指す場合、学校の教科書・ワークだけでは不十分です。500点を取るくらいの気持ちで、学校の教科書・ワークを早く終わらせてしまい、そこから離れた難易度の問題集を積極的に解いた方が良いでしょう。

しかし400点、各教科平均80点を超える目標の場合は、難易度の高い問題ばかりに気を取られるよりも、学校の教科書やワークなど目の前のものを完璧に覚えられたか、その確認から始めた方が良いでしょう。1教科あたり20点も失点するということは、勉強したことが、わかった“つもり”となってしまっている可能性が高いのです。得点を取りこぼす生徒さんほど、基本をおろそかにしている傾向があります。まずは足元を固めることを優先しましょう。

最後に、300点を超えることが目標の場合は、学校の教科書やワークの中でも難しい問題は飛ばして、太字など特に重要な問題にしぼって繰り返し勉強する方が得点につながります。解くべき問題に優先順位をつけ、一つずつ完璧に仕上げていくことが重要です。「1回解けた=テストで解ける」というわけではなく、人間は忘れる動物なのだという認識で、何度聞かれても答えられる状態まで持っていきましょう。

このように、ただ勉強するのではなく、目標点に合わせて勉強する内容を決めるべきです。ただワークを解くだけではなく、何のために目の前の問題を解いているのか明確することで、目標点に届く可能性がグンと上がります。

 

▼定期対策も受験対策も、基本は同じ


さらに蛇足ですが、試験範囲を2週間前に終わらせるペースで勉強を進め、勉強は優先順位をつけて、解くべき問題を完璧に仕上げる。この基本は、受験においても同じなのです。ただ違うのは、試験範囲の広さと、合否が決まるという試験の重みです。

まずは試験範囲について。定期は3か月の学習内容ですが、入試は3年間の学習内容です。広さが全く違うので、まとめて勉強する方法では通用しません。したがって、定期テストよりも長期的な計画が必要になります。

次に重みについて。定期は年に3回×3学年もあるので後から挽回は可能ですが、受験は1回の勝負で合否が決まってしまいます。合格ラインを確実に上回る得点を安定して取れるようにするか、逆境を跳ねのけるくらいの精神力が必要になります。

このように、定期テストよりも入試の方が難しいということは明白です。つまり、定期テストで出来ないことは、受験ではもっと出来ないのです。したがって、定期テストはただの内申点を取るためのものではなく、一つひとつが入試の予行演習であると思って取り組むと良いでしょう。

真剣勝負で定期テストに挑み結果を残した生徒ほど、入試の時に実力を発揮し、結果を残しています。ぜひ「○○点だからこの高校・大学かな…」ではなく、「この高校・大学に入りたいから○○点取る!」という意気込みで、目の前の定期テストに本気で挑んでほしいと思います。

 

(指導員 松浦)

 

ページトップへ

facebook

© Hokudai kateikyoshi center All Rights Reserved.