2009年06月の記事一覧
成績が塾で伸びない理由
塾に通う生徒の30%しか成績が伸びないという調査があります。では、塾で伸びる生徒はどんなタイプでしょうか。
Aタイプ。入塾時の成績が70~80点を取っている。性格が明るく、分からないことはキチンと質問して、理解して帰られる。
Bタイプ。逆に成績が良くても、内気で先生に分かるまで聞けない性格は、分からないままにして帰るため効果が出てきません。
Cタイプ。成績が60点以下の生徒さんは、塾の授業のスピードについていけなくなり、ますます分からないところが増えてきます。
以上のように成績よし、前向き積極的な性格の生徒さんなら成績が上がる確率が高くなります。
その点家庭教師は、生徒さんのタイプにより教えるやり方を変えます。出来る子はすぐに90点越えをします。出来ない子にも学校のノートの使い方を教え毎日の勉強の管理ができます。そうすると知識が定着し始めます。60点が80点と成績が伸びるわけです。
塾に通えば成績が伸びると思う神話はあり得ないことが分かると思います。入会基準がオール3以上と明言している 塾が良心的といえます。
定期試験が終わったら
札幌圏の公立中学校の定期試験は、そろそろ終わったころだと思います。(まだ終わってない人は最後まで、やることをやって下さい。)
定期試験の得点に一喜一憂していらっしゃった方も多いと思いますが、定期試験の後いかがお過ごしでしょうか?
まさかとは思いますが、勉強時間が激減というこは・・・・・・。
ということで、今回は、定期試験後に是非行って頂きたいことを申し上げたいと思います。
「テストの見直しをする」
これだけは絶対して下さい。特にテスト勉強をしっかり頑張った方であれば、あるほど。
今まで、テストに向けて一生懸命頑張ってきて勉強してきました。その勉強を100%にしないのは、もったいないともいます。勉強に悩んでいる方で、「今まで100%勉強した」経験をしたことがある方は少ないと思います。目標を立て100%達成することは本当に大切です。「完全にやりきる」を実行に移して見ましょう。今回のテストで100%の結果でなくても、試験の後でも100%にすることはできます。それが「テストの見直し」です。
では実際「テストの見直し」をどのように行っていけばいいのでしょうか?
もちろん問題を見てしっかり理解するのは当然ですが、今回実践してほしいのは
「解きなおして、100点を取ること」です。
100点といったら、100点です。問題を覚えてしまって意味がないとか、ただのケアレスミスとか、言う前にやってみてください。なかなか難しいですよ。
覚える力が付きます。次の単元に進んでも分からないことがなくなる。など様々ないいことがあります。だまされたと思ってやってみてください。達成感もあり、実力も付きますよ。
【説明会レポート】立命館慶祥中学校・高等学校
塾対象に、私立中学校の説明会が頻繁に実施されています。
今回は、立命館慶祥中学校・高等学校に行ってきました。高校野球・春季北海道大会で先日、見事優勝を遂げられた学校です。
会場の雰囲気はとてもよく、説明して下さった担当の先生方の熱意を強く感じられた。参加して意義のあるものであったという印象を受けた。
【立命館慶祥中学校・高等学校】
説明会を通して最も強調されていたのは、「進路実績の向上を図ること」でした。その一環としてSPコース(上位大学を目指すコース)の強化が何よりも重要視されている。SPコースに関して高校1年時より設置されるようになり、主に中学よりの進学した生徒の中での上位者によって形成させる方針だ。しかしながら高校時よりの入学者であっても学年が変わる時に、成績優秀であれば、コースを変えることができる。(逆もありだが)
今年SPコースの1期生が卒業したこともあり、進学実績は、これから蓄積されるものだが、ある程度の期待できそうだ。
中学校に関して、カリキュラムや入試制度に大きな変化があった。カリキュラムに関して、他の中高一貫校と同様の先取り学習を行うとのこと。(例えば数学では、中学校3年時に数Ⅰの分野を行う。)これは先に述べた進路実績の向上と連動するものだろう。入試制度について、一般入試、セミナー入試、個性入試、海外帰国入試が2009年度実施されたが、2010年度より+R入試が追加予定である。詳しく立命館慶祥中学校に問い合わせてみるのが一番だろうが、一般入試、+R入試ともにしっかりとした学力が必要となってくる。
その他、私学ならでは様々な興味深い試みがなされており、進路実績を上げることは勿論、人間としての本当の意味での教育を目指している。私の眼にはとても興味深い学校に思えたが、、保護者様や、実際入学される方は説明会やオープンキャンパスを通して実際自分の目で確かめるのが一番だと思います。
説明会場よりの眺め

【説明会レポート】北星女子中
近年の進学実績志向の私立中学事情もあり、北星女子中もその路線を目指している。
「のんびりとした校風を変えていく」とのこと。
進学実績を残すための取り組みとしては、以下の2点が魅力的であった。
3STEP学習システム
中高一貫の6年間を、2年ごと3つに区切り、各目標を定めて教育する取り組みの基本姿勢。
最初の2年で中学校の課程をほぼ修了。
次の2年でセンター試験に必要な課程をほぼ修了。
そして残りの2年で大学受験へ向けて教育を行っていく。
勉強面に関することももちろんだが、「個として自立した女性」を目標に、人格・人間性の育成も行う。
中高一貫特有の中だるみ解消を目指す。
これは私立中学が頭を悩ませる永遠のテーマ。
この学習システムがどのように機能するのか、これからが楽しみである。
コンプリートサポート
特に数学・英語の指導を強化し、十分な授業時間の確保を目指す。
数学は、宿題はほぼ毎日出し、一人ひとりの状況やすべての問題をチェックしている。
達成度が低いと、補習を行っている。
また10日に一回のペースで確認テストを実施。
7割を取るまで、永遠に追試が行われる。こちらも達成できない場合は補習が行われる。
英語は週7時間の内、4時間がネイティブスピーカーの講師による授業。
札幌では2校しか導入していないCALLシステム(パソコンを利用した英語学習)を昨年から導入。
また10日間のカナダで語学研修も行っている。
総括
率直なところ、大谷などの先進的な学習面の改革路線と比べて、整備の遅れが感じられる。
その遅れを取り戻そうと、様々な取り組みを進めている。
在学しているセンター会員の様子を聞いていても、まだ他校と比べて生徒へ課す宿題・課題が多いわけではない。
上記2つの教育方針も、これからの成果に期待するところ。
藤女子に比べ、やや緩やかな進学志向、改革路線といったところであろうか。
最後に、小学3・4年生対象の理科実験授業が好評であるとのこと。
興味のあるお子さまは参加してみてはいかがだろうか。
【説明会レポート】藤女子中
~説明会レポートについて~
このシーズンは家庭教師・塾対象に、私立中学校の説明会が頻繁に実施されています。
これから受験を考えているお子さま、ご父母の皆さまの参考にしていただければ幸いです。
少子化の影響から、特色を打ち出す私立中学校が増えてきました。
特色は様々ですが、説明会に参加しますと、各学校の方向性は2つに分かれるようです。
1.実績を残すための改革路線
2.伝統を大切にする保守路線
内容だけではありません。
広報・入試担当の方々の話し方や、会場の雰囲気から感じるものがあります。
今回は藤女子中について報告させていただきます。
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【藤女子中学校】
昨年の説明会から、”Cコース(2010年度より開始)”を設置することを強調していた。
Aコース・・・私立文系
Bコース・・・国公立・私立理系
Cコース・・・難関大学や医学部を狙う上位コース
以前から、学力向上のための様々な取り組みが行われてきた。
北大に行き大学の講義を受ける・駿台のサテライト授業・ハイレベル模試・勉強合宿(上位陣向け)など。
新しいコースの設置は、これからの藤女子中のあるべき姿の決意表明と感じている。
実際に数学の習熟度別授業を見学させてもらった。
まだカリキュラムが進んでいないので、各クラスに進度やレベルの差は顕著ではなかった。
それでも、これからの方向性や活気は感じることができた。
課題としては、まだ具体的に内容が煮詰まっていないことが挙げられる。
入学年度によって授業方針が違っていたり、進級するとまた方針が変わったりする、との声が聞こえてくる。
戸惑っている生徒がいるのは事実である。
しかし様子を見た限りでは、「進学実績を残す」という明確な目標があるので、軸はぶれていない。
改革路線では大谷中学が先駆けて成功している。
伝統的な女子校である藤女子中学の、今後の実績が楽しみである。
藤女子中学校 http://www.fuji-gjshs.jp/
説明会日程 http://www.fuji-gjshs.jp/ee/openschool.html
千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず
時間のある人はまず、一番下の韓愈の「雑説」を読んでみてください。漢文だけでなく現代語訳もあるので。(話を知っている人は結構です。)
中国の唐代を代表する詩人の文章です。なかなか世の中の核心をついているものであり、子供や生徒を抱える者として、ドキッとする内容です。ちょっと考えてみてください。
自分の千里馬に十分な飼葉を与えていると言えるでしょうか。
自分の千里の馬に(千里を走るのに)正しい飼葉を与えているといえるでしょうか。
自分の千里の馬を眼前にして「この世に千里の馬などいない。」と言ってしまってはいませんか?
千里の才を発揮するために何が必要か、ケースバイケースといえるでしょう。しかしどのような才能も努力と活躍の場がなければ、意味がありません。千里の馬が、千里走れないのは悲しいことだと思います。それは、馬にとっても、伯楽にとってもです。私の考える名伯楽とは、才能を見出し、より効率的な努力の方法を与え、さらには将来の活躍の場を作り上げる人物です。
おこがましくも、教育に携わる者として、名伯楽でありたいと、常日頃考えています。教材の研究やモチベーションの向上、学習の管理、進路情報etc・・・これらのことを考えたり、勉強しなかった日は、ここ数年なかったと思います。。私が持っているノウハウや、その他知識が、皆様の千里の才を引き出す一助になればこれ幸いかと思います。
韓愈 「雑説」より
世有伯楽、然後有千里馬。
千里馬常有。而伯楽不常有。
故雖有名馬、祇辱於奴隷人之手、
駢死於槽櫪之間、不以千里称也。
馬之千里者、一食或尽粟一石。
食馬者、不知其能千里而食也。
是馬也、雖有千里之能、食不飽、
力不足、才美不外見。
且欲与常馬等、不可得。
安求其能千里也。
策之不以其道。食之不能尽其材。
鳴之而不能通其意。
執策而臨之曰、天下無馬。
嗚呼、其真無馬邪、其真不知馬也。
(現代語訳)
世の中に伯楽がいて、初めて千里を走れる名馬というものが見出されるのである。千里の馬というものはいつもいるのだが、伯楽はいつもいるわけではない。よって名馬がいたとしても(それを見抜ける人がいないために)ただの奴隷人の手によって粗末に扱われ、ほかの駄馬と一緒に首を並べて死んでいき、千里を走る名馬と誉められることがなく終わってしまうのである。
そもそも千里の走る名馬というものは時には一食に穀一石を食べ尽くしてしまうものである。しかしながら馬を飼う人はその馬が千里を走る能力があることを知って育てているのではない。だからこの名馬は千里を走れるとしても、飼葉の量が不十分なので力を充分に発揮することができず持って生まれた素質の良さを表に出すことがない。ではせめて普通の馬と同じように有りたいと望んでもそれも駄目である。どうしてその馬の千里を走ることを求められようか。
(飼い主は馬を働かせようと)鞭を使う際に名馬に対するような扱いをせず、育てるのにその才能を存分に発揮させられることもできない。馬は鳴いて訴えてもその思いを飼い主に伝えることもできない。飼い主はむちを手にして、名馬に向かって嘆いてこう言う、「この世には優れた馬はいない」と。
ああ、いったい本当に名馬がいないのか、それとも本当に名馬を知らないのではないだろうか。


