2009年05月の記事一覧
画竜点睛を欠く
定期テストも近づいてきました。しっかり勉強してますか。
「勉強をしても成績がなかなか上がらない。」、とか「宿題をしっかりしているのにテストで点が取れない。」そんな言葉を、巷でよく耳にします。
そのような方の共通点として考えられることは、、丸付けの精度の低さです。
知識の定着といったことを考えると、演習よりも丸付けを大切にすべきだと思います。
問題が解き終わって丸付けする時に何が何でも覚えるという気概は最低限欲しいものです。実際の例を見てみましょう。
日本の都道府県名と県庁所在地のテストの解答例です。
1~5が良い丸付けだと思います。自分の解答に赤ペンでのチェックをかぶせていない。(どこが間違ったのか後で見直せる。)正答を書く際にも地図上にしっかり書いている。(地図の問題なので場所も合わせて覚えることを意識している。)
16~20は普通の解答。自分の解答に赤ペンでのチェックをかぶせていない。(どこが間違ったのか後で見直せる。)正答も回答欄に書いている。
31~35は、意味のない丸付けです。自分の解答に赤ペンでのチェックをかぶせている。(どこが間違ったのか後で見直しずらい。)正答を書いていない。(覚えようという意識が感じられない。)31に関しては「鳥取」を「取鳥」と書いているのに丸を付けている。44に関して、ひらがなを漢字に直していない。
お子様や自分自身どのレベルで丸付けしているでしょうか?
どれだけ演習してもやりっぱなしで、丸付けの精度が低いと画竜点睛を欠くこととなってしまいます。
お宅に眠っている竜が空へ飛び立つか、絵の中に伏したままになるか、丸付け次第で変わるかもしれません。
家庭教師の派遣の創設の頃
35年前、札幌の家庭教師の派遣のパイオニアとして色々手探りでシステムを作りました。試行錯誤の連続で今考えると随分前近代的なやり方でした。
例えばご家庭が家庭教師の申し込みは、電話で受けて教師を選抜し3人を面接に行ってもらい、
ご家庭で気に入った先生に決めてもらいました。そうすると3人とも気に入られて1人を決められなくなり
「どの先生が合っているかアドバイスもらいませんか」と相談を受けることが多くなりました。そこでセンターで1名に
しぼってまず面接するようにしました。そうすると最初に紹介した先生に100%決めていただくようになっていきました。
契約書などもなくほのぼのとした派遣でした。
創業して10年くらい経って家庭教師の業界がメジャーになると色々な業者が参入してきました。
電話で勧誘してくる業者。高額教材も押しつける業者。誇大広告のチラシで生徒集めにヤッキになっている業者。
など雨後のたけのこのように増えたものだからのセンターを選んだら良いのか迷われるご家庭が比例して増えてきました。
真面目に取り組んでいる北大家庭教師センターは「家庭教師トラブル110番」を開設して
他のセンターのクレームの相談を受け解決しております。いつでも遠慮なくご相談頂けたらと思います。
高校に進学してからの勉強~その2
さて、前回はスタートダッシュに失敗した、悪循環のケースをお話ししました。(→前回へ)
今回は、好循環のケースについてです。
<好循環>
受験が終わっても、気を抜かずに高校の予習を進めておく
→春休みのうちに、1か月分の予習が終わる
→進度が早くてもあわてない
→授業がわかるから、勉強が楽しい
→勉強が楽しいから、さらに予習ペースが続く
→予習ペースなので、定期試験に余裕を持って臨む
→反復して学校のテキストを解くので、得点が取れる
夢みたいな話し・・・なのですが、実行できている生徒がいます。
まさに上記の好循環で現在も指導が進んでいます。
その生徒が中学校の時、中1~2年生の頃に少し勉強をおろそかにしていました。
そのため、中3のときには常に復習に時間を取られてしまっていました。
しかし。
彼は春休みに努力しました。
多くのお子さまが合格の余韻に浸っている中、予習をし続けました。
その結果。
高校の勉強合宿で、見事クラス1位を取りました。
(その話を聞いて、私も心底驚きました!)
今までにない達成感は、彼を明るくし、そして勉強意欲の源となりました。
きっと定期テストでも良い結果を残してくれることでしょう。
中3生の皆さん。
高校受験だけにとらわれないでください。
具体的にはわからなくても、大学受験のことをイメージしておいてください。
そして高校生の皆さん。
もし、勉強が遅れていたら、人の倍努力しなければ、追いつくことはできません。
少しでも早く予習のペースに持っていくことができるよう、頑張りましょう。
どんなに高価なテキストも、どんなに有名な予備校に通っても、大事なのは自分の意識次第です。
受験で成功するための近道は、
勉強をした”つもり”にならずに、学校の勉強に目を向けることです。
それはセンターに所属している先生たちが証明してくれています。
学校の勉強をおろそかにして北大に合格した人はいません。
逆に、いつも耳にするのは学校の勉強を100%こなせたから、合格できたという話しです。
圧倒的な基礎力は最大の武器となります!
1学期末試験準備
道新 夕刊の火曜と木曜の「あれこれっと」に載っている記事。
6月の定期試験に向けて準備は進んでいますか?学力の基礎となる計算問題は練習の積み重ねにつきます。英単語や漢字は「意味が分かる」だけでなく、「しっかり書ける」練習が大切です。試験直前だけでなく、日ごろから心がけましょう。
どろ縄式の勉強、1夜漬けの勉強、は効果がでません。ノート整理。プリント整理など、試験の勉強の手順があります。家庭教師は効率よい勉強のやり方を繰り返し生徒に教えます。
数学的な話①
数学、算数が今のところ得意でない人向けの話。(計算問題)
よく数学の計算問題で、「ケアレスミスで点数を落とした。」という生徒がいます。(かつて私もそうでしたが)
「じゃあ、どうゆうふうに対策するの?」と聞いてみても「ケアレスミスだからしょうがない」とか良くても、「今度は注意して計算する」という答えが返ってくるのが関の山です。
ではどうすればいいでしょう?その生徒はどれだけケアしていたかしっかり分かってもらう必要があります。ちなみに下の画像は小6レベルの問題をわたしが本気で注意しながら解いたものです。

どうですか?この計算は以下のことを意識しながら行っています。
1.大の大人が解いた問題ですが2ケタの引き算もしっかり筆算しています。2ケタ以上の計算は体に染みついていないため。(さすがに九九は筆算しませんが。)
2.途中で計算ミスをしていますが、斜線で訂正。(消しゴムで消すと消したくないものまで消してしまう恐れがあるため)
3.計算で行を変えるとき1つの作業しかしない。違う作業を一度ににすると精度が落ちるため。(1行目:帯分数を仮分数に。2行目:それぞれの通分する。3行目:足し算引き算。)
4.この問題を解くのにノート8行を使っています。分数を小さく書くと、ミスする確率が大きく上がります。
途中の計算を書くのをめんどくさがる人もいますが、書けば書くほど精度は上がると思います。
自分の(お子様の)数学、算数のノートを見てみてください。自分自身でケアレスミスを減らす努力をしているでしょうか。していれば、見やすく、誰が見てもどのような計算をしているか分かるものになっていると思います。逆に、答えしか書いていないノートは要注意です。それはもう、間違いに対して「ケアレスミスだからしょうがない」と何も努力してないのと同じですよ。
高校に進学してからの勉強
新高校1年生の皆さん。
高校生活には慣れてきましたか?
きっとどなたも進度の速さに驚いているのではないでしょうか。
そうです、高校と中学では、勉強の質がまるで違うのです。
当然、難易度が格段に上がります。
そして量も増えます。
ゆとり教育の影響で、今まで中学で学んでいたことを高校で学ぶからです。
(これからの指導要領では改善されていく方向で進んでいますが)
スタート時点でつまづくと、次々と後手に回ることになります。
そしてなかなか学校の進度に追いつけなくなってしまう。
春休みに合格の余韻に浸っていると、このような消化不良になりやすいのです。
さて、どうすれば良いのか。
<悪循環その1>
学校の勉強についていけなくなる
→通信教育を頼んだり、参考書やテキストを買う。
→勉強をしたつもりになる。
→学校の課題に追われる毎日。
→結局はコツコツを進めることができない。
→前に進めず、勉強がつまらない。
<悪循環その2>
学校の勉強についていけなくなる
→予備校に通う
→カリキュラム通りの授業を受ける
→すでに根本が理解できないので、ついていけなくなる
→結局、学校の勉強は理解できない
→勉強がつまらないから、意欲が湧かない。
センターでは、春休みからどんどん高校の予習をさせています。
(特に数・英)
この間、学校の勉強合宿でクラス1番を取ってきた子がいました。
どうやら学校の授業が理解できるから、勉強が楽しくなってきたようです。
表情がとても明るくなりました。
<好循環のパターン>はまた次回。(→次回へ)
子どもがヤル気になると親が明るくなる!!
私が大学生のころ知人に頼まれて家庭教師で教えに行きました。
やる気のない生徒さんのお母さんが喜んで「吉村先生が教えに来てくれてから内の子が勉強するようになりました。ありがとうございます。」と言われました。そうするとお母様の様子が非常に明るくなられたのを感じたものでした。さらにその後試験で
成績が30点UPなどすると本人はもちろんお母様も自信に溢れてきました。うれしい体験の数々でした。
今も昔も変わらない母親の子どもへの期待であり愛情です。お子さんが成長していく様子を見る喜びは変わりません。
センターで派遣されて行く家庭教師には研修を通して「親や子供から尊敬される、期待される、信頼される教師を目指しましょう」と熱い思いを伝えています。
社会的な話①
今日は、地理の話。
高校受験ではもちろん、高校に入ってからも地理が必要になることはあります。好き嫌いに関わらず、得手不得手がはっきりする教科の一つだと思います。暗記系科目が得意な人でも、地理だけは苦手、または勉強に時間がかかってしまうということはよくあると思います。
なぜでしょうか?
地理は、新しい情報の暗記より、情報の組み合わせ、利用が重要だからです。
100の言葉を覚えるより、10の言葉を使いこなせるようになる必要があります。
ガリレオ以降の人間で、「地球は丸い」という情報を知らない人はいないと思います。地理を勉強している人で、これを使いこなしている人は数少ないかも知れません。
地球は丸い→赤道付近は太陽光を効率よく浴びる。→赤道付近は暑い。→暖められた空気は膨張する。→気圧がさがる。→赤道付近は低圧帯になる。→赤道付近は多雨になる。
赤道付近は低圧帯になる→赤道の周辺部(中緯度帯)は高圧帯になる。→いい天気が続く。→中緯度は降水量が少ない地域が多い。→赤道の周辺部に砂漠が広がりやすい。
中緯度帯は高圧帯になる。→いい天気になる。→水さえあれば作物が良く育つ。→河川や灌漑施設があれば、綿花も作れる。→エジプトや、オーストラリア、ウズベキスタンなど乾燥帯でもで、生産が盛んに。
というようにただ一つの情報に自分の知っていいる情報【ここでは主に中学理科】を組み合わせることにより、地理の問題を解いていく上で必要な知識が、無限生成されます。
多くの知識より根幹となる深い理解の必要な知識も地理において必要だと認識して下さい。
素晴らしい先生
早いもので、もう5月、ゴールデンウィークを迎えます。
日差しも暖かくなり、家族で旅行という方もいるでしょう。
しかし。
定期テストまで残り1か月という学校もあるのではないでしょうか。
以前にお伝えした『1か月前反復学習法』、計画出来ていますか?
センターでは指導に入る前、先生方に研修を行っています。
最近研修をした中で、「素晴らしい!」と感じた先生がいました。
北大医学部の先生なのですが、なんと研修前から1か月前勉強法を実施していたのです!
さらに中学生の段階から一日平均3~4時間の学習量。
「頭が良かったのでは?」
そう思った方もいるでしょうが、それだけではありません。
この先生が「素晴らしい」点は、継続力でしょう。
中学入学から大学入試まで、ずっとモチベーションを維持して学習良を保っていました。
中学生の時は伸び悩んだこともあったそうです。
しかし高校に入ってから爆発し、学校では常に1番をキープしていたようです。
(ちなみに中高一貫のR校です)
それを支えたのは、コツコツと努力を重ねたことで得た、基礎力だと思います。
学校の勉強、テストを大事にしましょう。
それが受験でも必ず役に立ってきます。
センターには、正しい勉強法を知っている先生がたくさんいます。
日々の勉強に疑問を抱いている方は、ぜひご相談ください!
国語的な話②
私自身、学習塾、家庭教師とで、多くの生徒を指導してきましたが、
「(勉強しても)国語の成績が伸びない。」
「国語の勉強方法が分からない。」
という生徒さんは非常に多かったと思います。
受験科目で国語のない場合は少ないので、国語が苦手というのは死活問題になります。
しかし、中学生以下で、そういうことを言う生徒は、前提としての最低限やっておかなくてはいけない作業がができていない場合が多いです。
つまり、教科書を読むことです。声に出して読むことです。
音読できない、声に出して読めない文章をなぜ理解できるのでしょうか?
われわれ日本人が日本語を習得するとき、書き言葉(文字言語)からでなく、話し言葉(音声言語)から覚えます。(「パパ」「ママ」としゃべれるようになる前に、文字が書けるような赤ちゃんがいたら正直言って怖いです。)
書き言葉と話し言葉は、本質的に異なります。会話する能力と文章を読む能力、2つとも日本語理解する上で必要な能力ですが、会話する能力は、普段の会話やテレビ、ラジオなどからでも、発達は促されますが、文章を読む能力は、実際文章を読み、理解するという作業を通してでしか変えることはできません。普段勉強習慣がついていなくても、会話する能力は人並みには発達しますが、文章を読む力はなかなかつくものではありません。
話し言葉ができていても、書き言葉が理解できないということはあり得る話です。ですからそういった場合、話し言葉を使って、書き言葉の理解を深める作業、つまり、音読が大切になってくるのです。
ですから、まずは教科書の音読ができるようになって下さい。実際音読して、その文章の意味が他人に伝わるレベルの音読ができるようになって、初めて自分でも文章が理解できるようになってくると思います。
それでは早速Let’s read

